消火ロボット 最終更新1998/12/15
消火ロボットは、
建物の高層化、深層化が進み、火災が発生した場合、濃煙熱気等により消防隊
員が建物内部へ進入する際の危険性が増大し、消防活動が困難な状況となっています。
そのため、各種被害の極限防止を図るとともに、極限状態で活動する消防隊員の
安全確保を図ることを目的として、消防隊員の遠隔操作により建物内部に進入し、
消火活動を行う消火ロボットを開発したとのことです。
特 徴
(1)800度で3分,400度で30分以上の耐熱能力を備えている。
消火ホースも耐熱性の高い濡れホースを使っている。
(2)消防隊が使用しているフォグガンと同等の毎分200リットル以上の放水
が可能。
(3)一般的な耐火建物を想定し、約35度の階段昇降が可能。
(4)建築基準法に定める最小幅のドア(幅75cm)を通過できる大きさです。
(5)ヘッド・マウント。ディスプレイを装着する事により、立体映像を見なが
らロボットの操作を行うことができます。又、濃煙内でも活動できるように、
赤外線式の濃煙内撮像装置を装備しています。
階段を上ることが出来、ビルに侵入することが出来るロボットです。
〔1997年研究所一般公開〕
ロボットの操作盤です。右にカラーCCDカメラの映像、左に赤外線カメラの
映像が出ています。また、ヘッドマウントディスプレイもあるようです。
〔1997年研究所一般公開〕