羽田空港警戒(危険排除)空港大型化学2特命出場
羽田空港警戒とは危険排除の1つで、羽田空港に離発着する航空機に危険やトラブルが発生したり
発生するおそれがあると判断された場合にCAB(国土交通省東京空港局Civil Aviation Bureau)からの
要請により東京消防庁が出場します。東京消防庁と東京空港事務所の相互応援協定による。
危険排除:航空機のエンジントラブル等の場合の出場隊数
CAB第I種体勢
指揮隊[1]
大型化学小隊[1]
CAB第II種体勢
第I種体勢に下記の隊数が追加して特命出場します
救急隊[1]
大型化学小隊[1]
ポンプ隊等[5]
最初から「第2種体勢」の場合と、「第1種体勢」で出場した後に「第2種体勢」として応援要請される場合があります。
(漢字表現は「第一種体制」「第二種体制」が正しいかもしれません)
CAB第III種体勢
航空機火災
状況により下記の隊なども特命又は判断により出場します
蒲田署隊長
空港分署長
第二本部指揮隊
第二方面本部長
第二方面消防救助機動部隊
実際に災害や負傷者が発生すれば応援要請がされます
過去に出場していた事例2014年6月以降
2014.6.9新千歳発羽田行きANA66便B777左エンジン不具合のためエンジン停止し緊急着陸
参考データ
下記のように定義がされています。
2014年現在は上の画像とは異なり上記テキストの特命出場予定計画隊数に変わっています。
なお、ハイジャックは緊急確認になるようです。
羽田空港での航空機火災の場合は
「対象物出火報、航空機火災、所轄蒲田、大田区羽田空港3丁目3番、○○出火。おわり」となります。
また、近隣への航空機墜落は下記のようになります。
「大規模災害出場計画による指令」
「大規模火災第1出場、所轄蒲田。大田区蒲田1丁目1番1号出火。
なお、この火災は航空機の墜落によるもの。終わり。」
実際に発生した墜落事故は昭和13年に2機が空中衝突し、大田区大森南3丁目と5丁目に墜落し航空機燃料の爆発により
付近住民45名が死亡106名が負傷する事故以降は羽田空港近くの住宅街では発生していないようです。
大森民間機空中衝突墜落事故
出場隊の例
●蒲田YD[蒲田指揮隊]
●空港大型化学1[空港CC(C21101)]
ポンプ車(羽田1・西六郷1)と共に「空港第1特化連携隊」として活動します
●空港大型化学2[空港CC2(C25099)]
ポンプ車(大井1・森ヶ崎1・矢口1)と共に「空港第2特化連携隊」として活動します
●空港P1(P17101)
●蒲田広報
第九緊急ゲートへの進入ルート案内図
スポットインした場合の位置確認用資料2014年6月期
羽田空港スポット番号全体図
16R34Rの滑走路が上部左右に、16R34Lの滑走路が下部左右になっている図です。
各図の丸で囲まれた1〜909までの数字がスポット番号の位置です。
現在工事してスポットを増設しています(画像は2014年6月当時)。
赤丸に白抜きの数字の各エリアの部分を拡大します。
(1)第1ターミナル・第二ターミナル近辺(画像は2014年6月当時)
(2)右側部分の格納庫や演習実施場所(矢印が第九緊急ゲート)(画像は2014年6月当時)
(3)左下側部分のNエリア格納庫や国際線ターミナル(画像は2014年6月当時)