＜東京消防庁＞出場体制・出場計画

出場体制・出場計画最終更新2006/11/05

　2006年9月部隊運用規定の変更があり、各種資料及び文書の改正・訂正・差替が行われましたので、このページの記載も追記および訂正いたします。

　『消防行政の概要９７』を基本とした過去のページはこちらです。

●出場体制
　火災，救急及び救助の出場体制は、普通出場・特別出場・特命出場に区分され、それぞれの災害に対応しています。

１，火災

（１）普通出場

　市街地の一般火災及び特殊な対象物の火災に対応するもので、次の区分により出場します。

ア）一般火災の出場

イ）対象物火災の場合

項目出場区分	内容	出場隊
項目出場区分	内容	ポンプ隊等	はしご隊等	救急隊	特別救助隊
第１出場	超高層建物，ホテル，百貨店，病院，地下街等の特殊な対象物の火災に対し覚知と同時	５～９	１～３	１	１
第２出場	対象物火災で延焼中の場合	第１出場隊含む隊数・ポンプ隊等－１１～１４・はしご隊等－２～３・特別救助隊等－２～３・救急隊等－２～１０・資材輸送隊等－１～２・消防救助機動部隊－８
第３出場	現場からの要請、もしくは警防本部の状況判断	６
第４出場		６

別途、指揮隊も計画に組み込まれています

（２）特別出場

ア）高速道路上の火災

状況により消防救助機動部隊の出場を併用。別途、指揮隊も計画に組み込まれています

イ）危険物火災の出場

項目出場区分	内容	出場隊
項目出場区分	内容	化学車	ポンプ車	屈折放水塔車	大型化学車	泡原液輸送車	泡消火薬剤輸送小隊
化学車第１出場	危険物及び危険物製造所等の対象物の火災、もしくは警防本部がその対象物の火災と判断した場合に覚知と同時	４	４	－	－	－	２
化学車第２出場	現場からの要請、もしくは警防本部の状況判断	－	４	２	２	１	２
化学車第３出場	現場からの要請、もしくは警防本部の状況判断	－	４	２	２	－	２

状況により消防救助機動部隊の出場を併用。別途、指揮隊も計画に組み込まれています

ウ）大規模災害の出場

項目出場区分	内容	出場隊	指揮隊	摘要
大規模災害第１出場	大型航空機の墜落，列車等の火災及び延焼拡大等で、普通出場では対応しがたい災害が発生した場合、覚知と同時	４０	４	状況により危険物火災出場及び救急特別出場等を併用
大規模災害第２出場	現場からの要請、もしくは警防本部の状況判断	２０	１
大規模災害第３出場		２０	１
大規模災害第４出場		２０	１

状況により消防救助機動部隊の出場を併用。

２，救助

（３）救助特別出場

項目出場区分	内容	出場隊
項目出場区分	内容	救助機動部隊	特別救助隊	直近ポンプ隊等	救助ユニット積載中隊	指揮隊
第１出場	複数の救助部隊を一度に投入して救助活動を実施する必要がある場合に運用	１部隊	３隊	２隊	２中隊	１隊
第２出場	現場からの要請、もしくは警防本部の状況判断		３隊		２中隊
第３出場		１部隊	６隊		４中隊	１隊

（４）救助支援特別出場

３，救急

（２）特別出場

ア）救急特別出場

項目出場区分	内容	出場隊数
項目出場区分	内容	救急隊	人員輸送小隊	指揮隊
救急特別第１出場	交通事故，爆発及び食中毒等で多数の傷病者が発生した場合、もしくは発生のおそれが生じ普通出場では対応しがたいと警防本部が判断した場合、覚知と同時。	１０	１	１
救急特別第２出場	現場からの要請、もしくは警防本部の状況判断	１０	１	１
救急特別第３出場		１０	１	１
救急特別第４出場		１０	１	１

状況により救助特別出場・救助支援特別出場を併用。

イ）高速道路特別出場

項目出場区分	内容	出場隊数
項目出場区分	内容	救急隊	人員輸送小隊	指揮隊
高速道路救急特別第１出場	高速道路上において交通事故等により多数の傷病者が発生した場合、もしくは警防本部が判断した場合、覚知と同時。	１０	１	１
高速道路救急特別第２出場	現場からの要請、もしくは警防本部の状況判断	１０	１	１
高速道路救急特別第３出場		１０	１	１
高速道路救急特別第４出場		１０	１	１

状況により救助特別出場・救助支援特別出場を併用。

４，方面応援隊出場計画

普通出場計画の見本です。パターン１，２

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