もっと見ていたかったものの試験に遅れては意味がないので、消防学校へ急ぎました。 学校の校庭では早くも学生さんが整列してなにやらやっておりました。 消防学校の入り口から建物の入り口までの間を歩いていると、 何人かの学生の方とすれ違ったのですが、1人の学生さんが私に敬礼をしたのにはちょっとびっくり(笑)。 入り口を入り、受験者受付でチェックを済ませると、待機室を指示されました。 配られた印刷物を見ると、私の受験番号では2階の大教室が待機室とのこと。
大教室に入ったのは8時30分と若干遅れ気味だったため、 早くも試験官が来ていて説明を始めようとしていたところでした。 プリントには「大教室でトレーニングウェアに着替えて待機」とあったので、 さっさと着替えて説明が始まるのを待つのでした。
説明は試験内容や「尿検査の尿はしっかりためておくこと」などというもの(笑)。 参考までに試験順序は以下の時間予定でした。
配られた資料は、面接時の資料になる「受験者調査票」と「身体・体力検査表」でした。 説明を一通りして、いよいよ適性検査の始まりです。 2種類ある試験のどっちがどの試験か忘れてしまったのですが、内容は下のようなもの。
1つ目の試験は、テープで流れる質問に対して「あてはまる,どちらでもない,あてはまらない」の
3つから選びマークシートに記入するというもの。
質問内容としては「いつも誰かに見られているような気がする」「最近眠れない」
「大勢でいるより独りの方がすき」などがありました。
2つ目の試験は「紙に書かれた1桁の数字を隣同士足して和の一の位を書く」というものでした。
さて、適性試験が終わった後は身体検査なのですが、
多少時間に余裕があるということで、しばらく待機時間でした。
一番後ろの席だったため、教室の後ろにある窓際から外を見てみました。
校庭では学校生が整列の訓練をしており、
装備工場の方を見てみると二本部か八本部のTW(クレーン)がいました。
身体検査は五階の講堂で行われることから、
大教室にいた70人ほどはズラズラと繋がりながら階段を使い五階に行きました。
五階ではまず書き込み用紙に連番を打ち込み、紙コップを渡されました。
紙コップには講堂近くのトイレで尿を入れ、トイレ外の指定場所に置きました。
続いて講堂内での身体検査です。
講堂内では、血圧・背筋力・胸囲・体重・握力・背筋力・肺活量・視力・聴力・
医師による診察の順で受けました。
一通り終わると最後はレントゲンを撮るため1階に行きました。
レントゲン撮影はすぐに終わりました。倉庫の中を見回してみると壁には縄の結び方の見本、
ボンベやヘルメットなど消防関係の機材がたくさん置いてありました。
ポンプ車もいたので中を覗きつつ「用賀1」と書いてあるのを確認しつつ、
大教室に戻りました。
次は昼食なのですが、待機室である大教室での食事でした。
昼食の持参を忘れた受験者は消防学校の売店に試験官誘導の元、買いに行ったようでした。
昼食を早々に済ませ、外を見てみると学校と工場の間の道を消防車が多数通るのにビックリ。
救助車・はしご車・はしご付きポンプ車など30秒に1回は通っている様子なのです。
(後々考えると、ちょうど警防査閲の方面隊の交代の時間だったらしい)
さて、いろいろ見ているうちに体力検査の時間になりました。
体育館に行くので、先ほどと同様繋がって行きます。
途中で救急隊員の服装をした方たち3人が昼食後の歯磨きしているのを見かけたり、
地下の通路を通ったりして体育館に着きました。
体育館に着き試験官から注意の言葉として「救急有資格者や救急救命士が近くに多数いるものの、
あまり無茶はしないこと」と。
まず裸足になり準備体操です。
ジャンプ・屈伸・アキレス腱伸ばしなど、基本的なことをしました。
試験官の声に合わせての腕立て伏せもあり、
腕を曲げたまましばらく止まっている指示の時は、苦しそうな声が多数漏れていました。
続いて、歩行試験です。「試験官に向かって歩いていき途中でUターンして戻る」というもの。
ヒザのあたりの動きを見ていたらしいです。
次からは体力検査です。
垂直飛び,反復横飛び,1km走,懸垂をやりました。
1km走は決められたペースで走れば良く比較的楽でした。
懸垂は10回出来ればOKということでしたが、私は3回でした。(ToT)
一通り終わった後は大教室に戻り次の日に予定されている口述試験(面接)の自己ピーアール書き、 翌日の試験開始時間の通知を試験官からもらい1日目は終了となりました。
学校を出てからは装備工場の周囲を1周して、消防学校の校庭で行われている訓練風景を見つつ 駅に向かいました。